脳からのルート

芳香成分が空気中に拡散されると鼻の奥にある鼻腔の嗅覚センサーで感知され、これが電気信号で大脳辺縁系に伝わります。
ここは、脳の中でも本能的な部分(感情や記憶)を司る大脳旧皮質(古い脳・嗅脳)と呼ばれている部分です。

脳は嗅覚刺激を受け取ると無意識のうちに安心、興奮、などの情動を引き起こし、視床下部に影響を与えます。

視床下部は生命の司令塔の役割を持ち、体のホメオスタシス(恒常性)を守るために働く自律神経系(血管や内臓の働きを調整する)内分泌系(ホルモンの分泌を調整する)免疫系(ウイルスや細菌から体を守る)に大きな影響を与える場所です。
このように精油の香りは、電気信号によって脳に伝わり、その判断は心身にダイレクトに影響を与え、バランスを促すことが期待できるのです。