lib-kafun花粉症は空気中のアレルゲン(花粉、動物の毛、羽、ダニ・・・)によって引き起こされるアレルギー反応のことです。
例えば、スギ花粉が体内に入りアレルゲンと認識すると、免疫グロブリンE(IgE抗体)という特殊なたんぱく質を作り出して全身にばらまきます。
IgE抗体がどんどん作られアレルゲンと結びつくと、それまで細胞内で大人しくしていたヒスタミンやセロトニンなどが放出され、その部位に炎症を引き起こしてしまいます。
それが、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状となって現れます。

また、自律神経や免疫系の働きが乱れると、粘膜が過敏になってヒスタミンなどの作用を受けやすくなるので、過労や悩みごとを溜め込まないように、なるだけリラックスすることも大切です。

アロマセラピーで花粉症は治せませんが、症状を緩和させることができます。
辛い症状の時は、アロマを使ったケアも取り入れてみてはいかがでしょうか。

真正ラベンダー・・・交感神経の興奮で過敏になっている粘膜を鎮めて、ヒスタミンなどの作用を受けにくくします。
ティートリー・・・免疫機能増強作用、殺菌作用、抗ウイルス作用、神経安定作用があり、鼻炎、結膜炎、皮膚炎、ぜんそくなどのアレルギー疾患や感染症に働きかけます。
ユーカリラジアタ、ペパーミントなどもおすすめです。

花粉の飛散が終わるまで、マッサージや芳香浴でケアします。

lib-aroma4マッサージオイル・・・ブレンド例
➀植物油(スイートアーモンドオイルまたはグレープシードオイル20mlにラベンダー5滴、ティートリー5滴)
➁植物油(スイートアーモンドオイルまたはグレープシードオイル20mlにラベンダー4滴、ティートリー5滴、ペパーミント1滴)
➂植物油(スイートアーモンドオイルまたはグレープシードオイル20mlにラベンダー4滴、ティートリー4滴、ユーカリラジアタ2滴)

●必要に応じて鼻の両脇に1滴塗ったり、胸に3~4滴を塗ります。

※参考文献:医師がすすめるアロマセラピー(マキノ出版)
      NARDケモタイプ精油事典処方集