10世紀末に、蒸留法により芳香蒸留水を製造し、医学に応用したことでも知られているアブ・アリ・アル=フセイン・イブン・アラー・イブン・シーナすなわちアビケンナは、ペルシャに生まれ、アラビアの医師、哲学者で、医学をはじめ錬金術やイスラム神学、政治学、軍事学、教育学、詩集など幅広い著書があります。当時の医学体系の集大成である「医学典範(カノン)」を著しました。アビケンナの発明が実用化され、アラビアの香料の名声が広がりました。