大学病院で内視鏡検査をし、結果までの1週間が、手術や治療の時よりも一番恐怖を感じました。
検査結果を聞きに主人が付いてきてくれて、とても心強かったです。
「違うと思うけどな~」と主人が言ってくれましたが、私は「勘がいい主人の言うことも今回はハズレかなあ、でも当たっていて欲しいな」とそんな思いが交差していました。

胸がドキドキして、体が熱くなる感覚があったので、側にあった血圧計で血圧を測ると、これまで出たこともない150という高い数値が出て、自分でも何を思ったか「多分結果を聞いた後測ったら下がってると思うよ」と笑いながら主人に言いました。

結果は「肺がん」でした。
「やっぱりな」
診察室を出て血圧を測ると、いつも通り120台に下がっていました。
体は正直だな。
私はガンと聞いて、恐怖から一転、腹を括っていました。