キャリアオイルについて
キャリアオイルとは、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの栄養価の高い脂肪酸とグリセリン、高級アルコールなどが結合したもので、植物性の油脂の総称です。
肌の奥深くに精油が浸透するのを助けることから、キャリア(carry=運ぶの意味)オイルと呼ばれています。
たくさんの種類がありますが、ここでは、アロマセラピーでよく使われる代表的なオイルをご紹介しましょう。
キャリアオイルの種類
スィートアーモンドオイル
アロマトリートメントで、一般によく使われるオイルで浸透力に優れ、抗ガン成分のビタミンB17を含み、かさつき、乾燥による痒みによく、皮膚軟化作用、保湿作用があります。乾燥肌向きです。
グレープシードオイル
べとつかず、滑りがよく、浸透力が優れたオイルで、トコフェノール(ビタミンE同族体)を含むので酸化しづらい特徴があります。
アメリカでは低アレルギー性のクリームに広く配合されます。脂性肌向きです。
ホホバオイル
南アメリカのインディアンたちが100年以上前から「金の液」と呼び、傷を治すためや日焼け防止、ヘアケアに使っていました。
酸化安定性にすぐれた栄養価の高いオイルです。
マカダミアナッツオイル
皮膚に含まれ、加齢と共に減少するパルミトレイン酸を20%以上も含む稀有なオイルです。
刺激が少なく、なじみやすいのも特徴、酸化安定性があり、長期間保存が可能です。
さらにビタミンA、B、Eがこの効果をアップ、枝毛や痛んだ髪のケアにも効果的。
月見草オイル(イブニングプリムローズオイル)
皮膚細胞に不可欠なガンマリノレン酸を9%以上含み、かゆみや炎症、乾燥、アレルギーなどの肌のトラブルに効果があります。
イギリス、ドイツ、フランスなどでアトピー性皮膚炎の患者の治療に用いられています。他のキャリアオイルに5~10%程度の割合で加えて使用するのが一般的です。
ローズヒップオイル
必須脂肪酸のリノール酸とリノレン酸を豊富に含有しており、細胞膜を強壮にします。
日焼けや色素沈着に対しても効果があり、水分保持にも役立つので老化肌に役立ちます。他のキャリアオイルに5~10%程度の割合で加えて使用するのが一般的です。
小麦胚芽オイル(ウイートジャームオイル)
抗酸化作用のあるビタミンEを多く含有しているので、ほかのオイルに10%ほど加えると他のオイルが長く保存できます。
血流をよくし冷え性のマッサージにおすすめです。独特な香りがあります。
キャリアオイルは、多くの種類があります、専門的な知識としてさらに学びたい方は、資格取得コースで学べます。
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