クラリセージ
月経・出産・更年期のトラブルに役立ち、鎮痙作用が際立つ精油
特徴
標高1000mほどの石灰質、砂質の土壌でよく生育し、うす紫からピンクの花を初夏につけます。クラリセージはその語源の「クラルス」がラテン語の「明るい」や「澄んだ」を意味するように見通しが立たない状態に陥った人々を助けるハーブとして古くからヨーロッパで用いられてきました。マスカットのような甘い香りを放ちます。
科名 | シソ科 |
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抽出部位 | 花と葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
心へのはたらき |
精神疲労を回復しリラックスさせます。幸福感をもたらします。 緊張、不安、恐怖、混乱、落ち込み、情緒不安定、うつ状態、精神疲労などの症状緩和に。 |
体へのはたらき |
子宮を強壮しホルモンのバランスをとる働きがあります。分娩を促進しリラックスさせます。平滑筋を緩めます。消炎作用があります。鎮静、鎮痙作用などが総合的に働いて血圧を降下させます。 月経痛、少量月経、月経不順、おりもの、PMS症候群、冷え性などの症状緩和に。 |
肌へのはたらき |
細胞の成長を促します。分泌のバランスをとります(脂っぽい肌や頭皮、フケ)。むくんだ肌を落ち着かせます。 脂性肌、にきびなど。 |
注意事項 | 通経作用があるので、月経過多・多量月経・妊娠中は避けましょう。鎮静力が強いので、集中するのが困難になります。アルコール飲料を摂取すると、吐き気に襲われる事があります。多量に用いるのはやめましょう。 |
ブレンドファクター | (B・F4) |
クラリセージを使ったアロマのレシピ
月経痛に
経血量が少し増えますが、ひどく痛む場合におすすめのレシピです。
レシピ
スイートアーモンドオイル10mlに、クラリセージ2、イランイラン1、ローズ1、サイプレス2をブレンドします。
下腹部をやさしく塗布します。
※ご自身での活用のみでお願い致します。
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