アロマセラピーとバッチフラワーの持つ植物のエネルギーの癒しのシステムで、心身の健康や癒しをお手伝いします。アロマ長崎・リブレア

精油のエピソード

精油のエピソード

各精油のエピソードを書いてみました。
歴史的な背景から作用、実際の使い方を綴ったものです。
精油ひとつひとつの個性を感じながら、実際に使うときの参考にしてください。

イランイラン

イランイランとはマレー語で花の中の花という意味です。
これは香水の木として有名で、貧乏人のジャスミンとも言われます。
しかし、シャネルのNo.5などの高価な香水にもよく用いられています。
インドネシアでは、新婚のカップルが夜をともにするベッドの上にこの花びらをまき、ムードを高める習慣があります。ロマンチックですね。
血圧の高い方は、本当にこの香りを好まれます。

オレンジ

オレンジ・ビターの木からは、3種類の精油が採れます。
実の皮から採るオレンジ・ビター、白い小さな花から採るネロリ、小枝や葉から採るプチグレンです。
オレンジの名はアラブ語のナランジにちなんでいます。
17世紀ごろに十字軍が戦利品の1つとしてヨーロッパにもたらしたものです。

カモミール・ジャーマン

学術名をMatricaria chamomiraと言いますが、Matricariaはラテン語のmatrix(子宮)やmater(母)に由来しています。

カモミール・ローマン

花言葉は「逆境に負けない強さ」です、母の力強さと、踏めば踏むほど育つというカモミールの生命力を感じさせます。

カルダモン

インドで古くから香味料や医薬として使用されてきました。
ジンジャーと同じショウガ科です。
エジプト人は、香料や薫香に用いていました、現在ではコーヒーと一緒に挽いて飲用されています。
紀元前8世紀バビロニアのバラダン2世の庭園にはいくつかのスパイスとともにカルダモンが植えられていたと言われます。
ローマ人は贅沢を尽くした宴会の後で、胃の働きを助けるのに用いました。

クラリセージ

クラリセージという名は、ラテン語で「明るい」あるいは「清浄な」という意味の「クラルス」にちなんでいます。
このハーブは中世には「クリア・アイ」という名で呼ばれ、眼のあらゆる不調を治す特性があるとされていました。
16世紀後半のイギリスでは、クラリセージがビールの蒸留時に香りづけとして、ホップの代わりに用いられていました。

グレープフルーツ

グレープフルーツはオレンジの雑種で、「シャドックフルーツ」とも呼ばれたことがあります。
これは、18世紀にイギリスのシャドック船長が西インド諸島にこの樹をもたらしたことに由来します。

サイプレス

旧約聖書に出てくるノアの箱舟はこの樹で船底を作っています。
船体の長さは130mと言われています。
キリストの十字架がこの樹で作られたという伝説があります。
ギリシャ神話の中では、アポロンがクパリッソスという若者をサイプレスの樹に変えています。

サンダルウッド

頭と体の細胞1つ1つの波動を平静に戻す深みのある甘い香りです。
サンダルウッドは東洋から西洋への美しい贈り物のひとつで、遠くインドからエジプト・ギリシャ・ローマへと運ばれました。
中国やインドでは宗教的儀式の際に薫香として焚かれます。
古い寺院の家具類はこの樹を材料としています。

シダーウッド

和名を「エンピツビャクダン」と言い、鉛筆の材料として用いられています。
エジプトのミイラの包帯は何百メートルもありますが、殺菌・防腐のためにこの香りを浸み込ませました。
昔から防虫作用は高く評価され、家、タンスなどの材料になっています。

ジャスミン

バラの香りを「精油の女王」に例えるとき、ジャスミンの香りは「香りの王」とされます。

ジュニパー

殺菌消毒作用は有名で、フランスの病院では長い間、ジュニパーとローズマリーを焚いて空気の浄化をしていました。

ゼラニウム

花屋さんではたくさんの園芸品種のゼラニウムが売られていますが、精油の材料になるのは、ローズゼラニウムです。
ヨーロッパでは、悪霊を家に寄せ付けないようにと、家の周りに植えたこともあります。

ティートリー

オーストラリアの先住民たちが、昔から感染症や皮膚の治療に用いています。
第二次世界大戦の時、傷の手当のために用いられました。

ネロリ

白い可愛らしい花は純潔を意味し、結婚式の髪飾りに長い間使われてきました。
ネロリという名前は、イタリアのネロラ公国の公妃、アンナ・マリアが舞踏会で手袋にこの香りをつけたことに由来します。

パチュリー

土の匂いを思わせるエキゾチックな香りですが、この精油は葉を摘んで乾燥させた後、紅茶と同じように発酵させ蒸留します。
この精油はワインと同じように、年とともに香りがふくよかになります。

ブラックペッパー

コショウは東洋から西洋への贈り物のひとつで「ペッパー」という名はサンスクリット語の「ピッパリ」に由来しています。
インドの伝承医学のアーユルヴェーダでは、コショウを主に泌尿器や肝臓の疾患に用いてきました。
古代ローマでは、コショウの価値は高く、税金をコショウで納めることもありました。

フランキンセンス

樹脂は古い時代から寺院や儀式の時に焚かれ、現在も宗教儀式の中にこの習慣は残っています。
フランキンセンスの別名を「オリバナム」と言い、ラテン語の「オレウム・リバヌム」(レバノン産の油)という意味です。またフランキンセンスは「真の香」を意味する中世フランス語が語源です。
エジプトの太陽神ラーへの薫香として朝のお祈りの時に焚かれました。

ペパーミント

ギリシャ神話にも登場する植物で、メンターというニンフ(妖精)に冥界の神ハーデースが求愛しましたが、彼の妃であるペルセポネーがメンターをいじめ、地面に踏みにじりました。
ハーデースはメンターを哀れみ、ハーブの姿に変えたと言われています。

ベルガモット

紅茶のアールグレイの香り付けとして用いられます。
ベルガモットという名前は、この樹が最初に栽培された1700年頃のイタリアの小都市「ベルガモ」に由来するそうです。

ベンゾイン

ベンゾインは「フライヤーズ・バルサム(ベンゾインチンキ)」として知られ、皮膚のケア、咽頭炎、失声によく用いられています。
バレエの舞踏家たちも、つま先のひび割れのケア、予防に使用しました。

マージョラム

古代ギリシャ人は、痙縮が起きたり体液が溜まりすぎた時の症状緩和に用いていました。

ミルラ

ミイラを作る時、死者の内臓が腐らないようにミルラで洗浄しました。
十字架に架けられたキリストにミルラをワインに混ぜたものが手渡されたとされています。

メリッサ

メリッサという名前は、はちみつ(バーム)を意味するラテン語に由来します。ミツバチが大好きな植物です。

ヤロウ

和名をセイヨウノコギリソウといい、スコットランドでは占いに用いられる植物です。
教会では、悪霊を追い払う力があるとして長年用いられました。
中世ヨーロッパでは、戦争の時負傷した戦士をこのハーブで治療したそうです。

ユーカリ

北アフリカでは、マラリアの拡大を防ぐためユーカリの樹が湿地に植えられています。
フランスのジャン・バルネ博士の研究により、ユーカリの精油を2%に薄めて空気中にスプレーすると、ブドウ球菌が70%も殺されることがわかっています。

ラベンダー

フランスのルネ・モーリス・ガットフォセは実験中に自分の手に火傷を負ってしまい、とっさにラベンダーの精油に手を浸し、その劇的な治療効果を観察し、これをきっかけに深く研究するようになり、アロマセラピーという言葉を作りました。

レモン

レモンという言葉は、柑橘系を指す言葉の「ライムン」とペルシャ語の「リムン」から由来したものです。

レモングラス

インドでは数千年にも渡り「チューマナ・プールー」という名で愛されてきた草です。
また「インドバーベナ」「インドメリッサ」とも呼ばれています。
ペットをノミやダニから守るのに適しています。また蚊も嫌がる香りです。

ローズ

精油1滴を抽出するのに、約60個~200個のバラが必要です。
十字軍の遠征により、東方からヨーロッパに伝わりました。
レッドローズは、「アポセカリー(薬種屋)ローズ」と呼ばれ、中世に肺の各疾患と喘息を治すのに軟膏として用いられたからです。

ローズウッド

ブラジルの熱帯雨林でのびのびと育つ大きな樹で高さは30mにもなります。
昔から高級なテーブル、ドレッサーなどの調度品の材料として使用されていたため、乱伐され一時は供給が激減したことがあります。
現在は計画的な植栽が行われています。

ローズマリー

名前の由来は、ラテン語のros marinus(海のしずく)からきています(地中海沿岸に生息しています)。
中世ヨーロッパでは、教会で病人に薬を分けていましたが、感染のないように廊下にローズマリーなどのハーブを敷き詰め、人が歩くたびに香りがするようにしていました。
ギリシャ・ローマでは、ローズマリーは復活の象徴で、生きている人には「慰め」を、死者には「平安」を与える聖なる植物として扱われます。

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