精油の禁忌
精油は、薬理成分の分子の集合体ですので、中には体調や体質によって使用を控えた方がいいものがあります。
アロマセラピーを愉しむためにも、以下の内容を確認し精油を安全に使いましょう。
- 飲まないでください
- 精油の原液は直接肌につけないでください
- アレルギーテストをしてください
- 保管場所と使用期限に気をつけましょう
- 安全な精油を使いましょう
- 精油は薬ではありません
- 通院中、投薬中の方は担当医に相談の上使用しましょう
- 赤ちゃん、幼児、子供に対しては、精油の使用を極力避け、使用する場合には濃度を低くして使用してください
生後0~1歳 ローマンカモミールとラベンダーでお部屋へ香らせる程度としましょう。
1~7歳 ローマンカモミール、ラベンダー、ティートリーでトリートメント(植物オイル15mlに1~3滴)とお部屋への芳香。
8~14歳 精油の濃度を大人の半分にしましょう(大人最高で3%なので1.5%以下で使用してください)。
生理中は使用しない方がいい精油
クラリセージ、ジュニパー、ペパーミント、マジョラム、ミルラ、ローズマリー
妊娠初期は使用しない方がいい精油
カモミール・ローマン、カモミール・ジャーマン、クラリセージ、サイプレス、シダーウッド、ジャスミン、ジュニパー、ゼラニウム、ペパーミント、マジョラム、ミルラ、メリッサ、ヤロウ、ラベンダー、ローズ、ローズマリー
妊娠中期・後期は使用しない方がいい精油
クラリセージ、サイプレス、シダーウッド、ジャスミン、ジュニパー、ゼラニウム、ペパーミント、マジョラム、ミルラ、メリッサ、ヤロウ、ローズ、ローズマリー
高血圧の人は使用しない方がいい精油
ユーカリ、ローズマリー
アルコール飲用時の使用は不可な精油
クラリセージ
腎臓の障害がある人が使わないほういい精油
ジュニパー
敏感肌の人が使わないほういい精油
イランイラン、オレンジスィート、カルダモン、ゼラニウム、ティートリー、ブラックペッパー、ペパーミント、ベルガモット、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ、レモン、レモングラス、クローブ、シナモン・リーフ、ジンジャー、ニアウリ、バジル
てんかん症の人には使用しない方がいい精油
ユーカリ、ローズマリー
多量に用いない方がいい精油
イランイラン、オレンジ、クラリセージ、ジュニパー、ブラックペッパー、ペパーミント、ベルガモット、マジョラム、ヤロウ、ユーカリ、レモン、レモングラス、ローズマリー
長時間用いない方がいい精油
イランイラン、ヤロウ
光毒性がある精油
グレープフルーツ、ベルガモット、レモン、オレンジ、アンジェリカ・ルート
精油の成分中には、皮膚刺激の強いものや、ホルモン作用のあるもの、神経毒性のあるものもあります。
敏感肌の方、妊娠中の方、小さい子供さんは特に気をつけて使用してください。
また、アロマセラピーはあくまでも、日々を健やかに過ごすためのものであり、心身のリラクゼーションを促し、結果として病気の予防や、症状の緩和につながるものです。
乱用や常用は、かえって心身に良くない影響を及ぼしかねませんので、気をつけましょう。
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